元
Anger expression and the risk of cardiovascular disease among urban and rural Japanese residents- The Circulatory Risk in Community Study (CIRCS)
2019 12月 日本
2018年時点で世界人口の55%が都市部に住み2050年には70%に達するという。
都市化によりひとびとの健康状態は改善するものの、心の病にかかりやすくなる。
とくにうつや不安、怒りの感情は都市住人で顕著であるとする報告がある。
怒りの感情と脳卒中など心血管疾患との関連はあきらかになっているが、都市化による影響についてはよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。
40-79歳の都市部もしくは農村部の住人5936人について、
怒りの表出アンケートを1995-1998に毎年おこない、
心血管疾患の発生を16.6年間フォローして関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に312の心血管疾患があった。
・怒り表出スコアの平均は都市部24.7、農村部24.6だった。
・都市部では怒り表出スコアと心血管疾患リスクに正の関連がみられハザード比1.27で、
・農村部ではこの関連はみられなかった。
・これらの関連は、心血管疾患の種類、たとえば脳梗塞 虚血性心疾患でも同様だった。
都市住人では怒りの表出と脳卒中など心血管疾患とのあいだにあきらかな関連がみられた。都市化は怒りと心血管疾患の関係を強化すると考えられる、
というおはなし。
感想:
なるほど東京に移り住んで6年で脳が血を吹いた。
そもそも経済的 精神的に余裕のあるひとは都会には住まない。
怒りや敵愾心(てきがいしん)と脳卒中