元
Long-term risk of stroke and its predictors in transient ischemic attack patients in Germany
2019 12月 ドイツ
これまで一過性脳虚血発作(TIA)と脳卒中との関連についておおくの報告がなされてきたが、どれも古い調査であるうえに、5年以上フォローしたものがほとんどない。
そこでTIA患者の脳卒中リスクを長期的にしらべてみたそうな。
ドイツの一般診療科1262箇所で2007-2016にTIAと診断された患者のうち脳卒中歴のない19824人の記録について、TIAのあとの脳卒中の率とそのリスク要因を解析したところ、
次のことがわかった。
・TIA後10年間に脳卒中と診断された率は18.3%だった。
・年齢層があがるほど脳卒中リスクは高くなり、50歳以下にくらべて、51-60歳ではリスク1.88倍、80以上ではリスク4.00倍だった。
・他には、男性、高血圧、糖尿病、心房細動、虚血性心疾患、で脳卒中リスクは高かった。
・新型経口抗凝固薬、ヘパリン、利尿薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、抗血小板薬に予防効果が見られた。
約2万人のTIA患者を長期にしらべたところ、脳卒中になる率は10年間で18.3%だった。関連要因もあきらかにできた、
というおはなし。
感想:
TIAやるぐらいのひとってもっと深刻なのかとおもってたけど、意外にたいしたことない印象。
TIAの誤診率めっちゃ高いからな↓。
TIAの誤診率は、、