元心房細動は不整脈の原因の1つでその有病率は上昇傾向にある。
Association Between Atrial Fibrillation and Dementia- A Meta-Analysis
2019 11月 台湾
心房細動と認知障害との関連は数多く報告されているが、これまで想定されていた以上に複雑で、たとえばライフスタイル(運動 喫煙 アルコール)、心臓代謝(肥満 高血圧 糖尿)、病態生理学的(全身性炎症 小血管病 脳低灌流)要因や血栓形成が関わってくる。
心房細動と認知症との関連をあきらかにするべくメタアナリシスを試みたそうな。
1990-2018までの関係する論文を厳選してデータを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・被験者2415356人を含む16の研究がみつかった。このうち200653人が認知症だった。
・心房細動があると認知症のリスクは1.36倍だった。
・あきらかなバイアスは確認できなかった。
・しかし治療効果のおおきさや関連要因の調整の ばらつき程度ががおおきかった。
心房細動は認知症のあきらかなリスク要因だった、
というおはなし。
感想:
これ↓おもいだした。
脳梗塞のあとに心房細動がみつかると認知症
心房細動で認知症はほんとうか?
心房細動だけで認知症になることがあきらかに