元
Return to work after stroke- A Swedish nationwide registry-based study
2019 10月 スウェーデン
労働可能年齢層の5人に1人は脳卒中を経験するという。かれらにとって復職はおおきなテーマである。
復職の関連要因についてこれまでの研究はばらつきがおおきい。復職率は10-70%の幅がありフォロー年数は短く 自己申告による調査がおおい。
そこで脳卒中後の復職可能期間と復職意志をふくむ関連要因について大規模にしらべてみたそうな。
スウェーデンの脳卒中患者データベースから2011年の18-58歳の1695人について、
復職の有無を傷病手当金の支給状況から推測して5年後までフォローし、
他の要因との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・復職率は、3ヶ月以内50%、70%が1年以内、80%は2年以内で、85%にたっするまで復職は続いた。
・復職をうながす要因として、男性、脳梗塞、大学までの教育歴、があり、
・復職の障害要因は、発症時の意識障害、年齢が高い、だった。
・1年後での「復職の意志」がある者の5年間の復職成功のオッズ比は3倍だった。
復職事例は脳卒中のあと5年近くつづいていた。復職する意志をもっていることが重要だった、
というおはなし。
感想:
復職の意志はたいせつ。
仕事を辞める理由をさがしていたタイミングでの脳内出血だったので、好機ととらえ1度も会社に顔を出さず速攻で退職した思い出。