元
Marijuana Use Among Young Adults (18–44 Years of Age) and Risk of Stroke
2019 11月 アメリカ
アメリカでは大麻の合法化によりその使用量が急増している。大麻は有害な作用は少ないとされているものの、若年者への影響は懸念されている。
大麻の基本成分であるテトラヒドロカンナビノールが脳血管イベントと関連すると考えられているので、そのリスクを大規模にしらべてみたそうな。
アメリカの行動危険因子についてのアンケート調査(Behavioral Risk Factor Surveillance System)の2016-2017年のデータから若年者(18-44歳)で過去30日以内の大麻使用者について脳卒中との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・43860人中13.6%が大麻使用者だった。
・大麻使用者は非使用者にくらべ、若年者、非ヒスパニック、大学出身者がおおかった。
・また 活動的で、大酒飲み、現在喫煙で、高血圧、糖尿病、高脂血症もおおかった。
・脳卒中のなりやすさは大麻使用が時間的に近く、より頻繁に使用(月に10日以上)するほど高かった(オッズ比2.45倍)。
・たばこも使用しているとさらに脳卒中になりやすかった(オッズ比3.12倍)。
大麻の使用で若年者が脳卒中になりやすくなると考えられた、
というおはなし。
感想:
沢尻報道もあり関心をもった。日本で合法化されてもやりたくないな。
nature.com:大麻は脳卒中予防になる?
大麻の嗜みと脳梗塞の関連