元
The six-minute walk test as a fall risk screening tool in community programs for persons with stroke- a cross-sectional analysis
2019 10月 アメリカ
脳卒中の再発を防ぐために有酸素運動をとりいれることが望ましいが、事前に転倒リスクが高い患者を見分ける必要がある。
そこで6分間歩行テストと転倒リスクとの関連をくわしくしらべてみたそうな。
発症後6ヶ月以上経つ脳卒中患者66人について、
日常生活のバランス能力を調査する Activities-specific Balance Confidence scale:ABCスケール を評価して
6分間歩行距離との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・6分間歩行距離が小さいほど転倒リスクは高かった。
・このときのROC曲線下面積は0.701で、
・カットオフ値331.65mを下回ると転倒リスクがあきらかに高く、
・この値でスクリーニングした場合、高転倒リスク者を含む確率は59.1%→74.3%に向上した。
6分間歩行テストと転倒リスクには関連があった。332mを下回る患者には注意が必要である、
というおはなし。
感想:
6分間は360秒だから、だいたい秒速1mがめやすだな。
Stroke誌:復職できる歩行スピード