元
Dog Ownership and Survival After a Major Cardiovascular Event A Register-Based Prospective Study
2019 10月 スウェーデン
脳卒中など心血管疾患のあとの、うつや一人暮らし、社会的孤立で死亡リスクが高くなることが知られている。
犬などのペットを飼うと身体活動レベルが上がり、孤独やうつが癒やされ、血圧やストレスの低下につながると考えられる。
ペットを飼うことと心血管疾患による死亡リスクのこれまでの研究はサンプル数がすくなく結論も一致していない。
そこで、犬に限定して大規模にしらべてみたそうな。
スウェーデンの患者記録から2001-2012の40-85歳の脳梗塞154617人と心筋梗塞181696人について、
飼い犬登録情報を対応させ その後の死亡との関連を解析した。
次のことがわかった。
・心筋梗塞の5.7%、脳梗塞の4.8%が犬を飼っていた。
・犬を飼っているばあいの心筋梗塞後の死亡リスクは、一人暮らしでは0.67倍、子供やパートナーがいると0.85倍だった。
・同様に脳梗塞後の死亡リスクは、一人暮らしでは0.73倍、子供やパートナーがいると0.88倍だった。
・心筋梗塞後の再発リスクも低かった。
犬を飼っていると脳卒中など心血管疾患後の死亡リスクがあきらかに低かった、
というおはなし。
感想:
犬がいると身体を動かす機会がふえることが理由ではないか、と言ってる。
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