元
Influence of positional changes on spasticity of the upper extremity in poststroke hemiplegic patients
2019 9月 中国
痙縮は脳卒中経験者の20-40%にあらわれるという。
上肢の痙縮は寝ているときよりも立って歩いているときに よりわかりやすい。
片麻痺患者の姿勢と上肢の痙縮についての報告はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。
脳卒中で上肢に痙縮のある84人の患者について、
肘、手首、手指の屈筋の痙縮の程度を3つの指標
Modified Ashworth Scale (MAS)、
Modified Tardieu Scale (MTS) 、
Triple Spasticity Scale (TSS)、
で、仰臥位、座位、立位でそれぞれ測定したところ、
次のことがわかった。
・仰臥位では3つの指標すべてで痙縮度が他の姿勢よりもあきらかに低く、
・MTSとTSSスコアは座位よりも立位で有意に高かった。
脳卒中片麻痺患者について、仰臥位や座位から立位になるとその上肢痙縮度はあきらかに高くなった、
というおはなし。
感想:
最初のころは療法士さんにC-3POみたい とからかわれた。しかし間もなく気にならないレベルにまで腕の筋肉の緊張は解けた。
なるほど痙縮は脳の問題なんだなぁ、、とおもった。