元
Inter-arm Blood Pressure Difference is Associated with Recurrent Stroke in Non-cardioembolic Stroke Patients
2019 9月 韓国
血圧管理の最新のガイドラインでは両腕での血圧測定をすすめている。
両腕で血圧が異なるケースは珍しくなく、両上腕血圧差(inter-arm blood pressure difference:IABD)と呼ばれ 一般人の4%、糖尿病の7%、脳卒中の10%に見られるという。
IABDは大動脈や鎖骨下動脈系の動脈硬化や狭窄を反映していると考えられている。
IABDと脳卒中の再発との関連についての研究はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。
心原性タイプでない脳梗塞の患者1226人について、
24ヶ月間 再発ケースをフォローした。
入院時のABI(Ankle-brachial index:足関節上腕血圧比)検査からIABDをもとめて関連を解析したところ、
次のようになった。
・両腕の血圧差が10mmHg以上ある者は、収縮期血圧で9.7%、拡張期血圧で5.0%いた。
・この間に8.5%が脳梗塞を再発した。
・IABDが10mmg以上あった者の再発リスクは、収縮期血圧の場合で1.77倍、拡張期血圧では2.92倍だった。
両上腕血圧差が10mmHg以上あるとあきらかに脳梗塞が再発しやすかった、
というおはなし。
感想:
以前はかったら15くらい差があって、ビビって2度とはかっていない。
脳卒中やったひとは両腕で血圧が違うかも