元
Relationship between Circadian Variation in Ictus of Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage and Physical Activity
2019 9月 韓国
くも膜下出血の発生は24時間の概日(circadian)パターンをしめすとする報告が数おおくあがっている。
これには1日の身体活動変化の影響も考えられるが くわしい報告がないのでしらべてみたそうな。
2012-2017の脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血335人のうち、
発症時刻と身体活動パターンがあきらかな234人を抽出して関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・1日のうちの発症時刻は、はっきりとしたふたコブパターンをしめし、08:00-12:00におおきなピークがあり次いで16:00-20:00にピークがあった。
・日中の身体活動強度は 深夜00:00-04:00が最低で、08:00-12:00にゆるやかなピークをしめすのみだった。
・日中の身体活動強度が、低い(1-4METs)グループと高い(5-8METs)グループとの比較では くも膜下出血発生リスクへの有意な影響は認められなかった。
くも膜下出血の発生時刻はふたコブパターンをしめしとくに朝に高かった。このパターンは身体活動強度に影響されなかった、
というおはなし。
感想:
身体活動は動脈瘤を破裂させる影響よりも 保護効果のほうが強い↓。
nature.com:活発なひとはくも膜下出血になりやすい?