元
Intra-individual variability of total cholesterol is associated with cardiovascular disease mortality- A cohort study
2019 7月 中国
血中のコレステロール値が高いと動脈硬化リスクも高まると考えられている。
いっぽう総コレステロール値と死亡率が逆相関またはU字関係にあるとする報告もある。
そこで中国人12万人の調査記録をつかってコレステロールと死亡リスクとの関連をしらべてみたそうな。
中国で40歳以上の住民122645人を3-5年ほどフォローして脳卒中など心血管疾患やがんでの死亡をしらべた。
この間の血中コレステロール値とその個人内変動との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・4563人の死亡があり、うち788人は脳卒中だった。
・総コレステロール値と各疾患(脳卒中や心血管疾患、がん)の死亡リスクはU字曲線の関係にあり、
・とくに脳卒中は総コレステロール値が4.96mmol/L(192mg/dL相当)のとき死亡リスクが最低だった。
・服薬しなかったりで測定ごとの総コレステロール値の変動がおおきかった者の心血管疾患死亡リスクは変動が小さい者よりも40%ほど高かった。
総コレステロール値は低すぎても高すぎても脳卒中での死亡リスクがは高かった。また測定ごとの変動がおおきくても死亡リスクが高かった、
というおはなし。
感想:
「総コレステロール値」でこれ↓おもいだした。
脳卒中で死なない最適なコレステロール値が判明
LDLならこれ↓。
脳内出血にならないLDLコレステロール値