元
Parental Atrial Fibrillation and Stroke or Atrial Fibrillation in Young Adults
2019 7月 カナダ
脳卒中の4分の1は原因が不明である。そのおおくは心房細動によるものと考えられている。
なぜなら心房細動はほとんど症状がなく、脳卒中になってはじめてそれに気づくことがおおいからである。
心房細動のリスク要因として高齢、高血圧、心不全、肥満、糖尿などがあるがこれらで正確な予測はできない。
いっぽう心房細動の家族歴についての調査ではサンプル数がすくなく一致した見解が得られていない。
そこで、心房細動歴のある親をもつ子が脳卒中や心房細動になるリスクを大規模にしらべてみたそうな。
カナダ マニトバ州の住民を1972-2016に平均17年間フォローした記録を解析したところ、
次のことがわかった。
・582195人の親と、18歳以上325333人の子のデータがみつかった。
・心房細動歴のある親をもつ子の5.2%が脳卒中/TIAになった。心房細動歴のない親の子ではその率は2.5%だった。
・子の心房細動率は、親の心房細動歴ありでは1.9%、なしでは0.3%だった。
・親に心房細動歴があると、子の脳卒中や心房細動リスクがあきらかに高かった。
親の心房細動歴は子の心房細動リスクの上昇と関連し 脳卒中にもなりやすかった、
というおはなし。
感想:
心房細動は遺伝するってことか。
みつかっていない心房細動患者の割合は
「心房細動?なにそれ」率日本一は○○県民