元
Acute Hemiballismus as the Presenting Feature of Parietal Lobe Infarction
2019 5月 アメリカ
ヘミバリズム(hemiballismus)は意思に関係なく一方の手脚がおおきく動いてしまう病気で舞踏病のなかまとされている。
これまで大脳基底核の視床下核での損傷が原因と考えられてきたが そうでないケースがあったそうな。
・63歳の男性が言語不瞭、頭痛と左半身のおおきな動きで入院してきた。
・彼には糖尿病、高血圧、脳卒中歴があり右半身に麻痺が残っていた。
・彼の左上下肢の不随意運動はとつぜん始まり、物を放るようなうごき(flinging pattern:下に動画あり)が続いていた。
・血糖値や血清浸透圧は正常だった。
・MRIを撮ると右頭頂葉に急性梗塞が確認でき、これがヘミバリズムの原因と考えられた。
・テトラベナジンの投与で治った。
頭頂の梗塞でヘミバリズムが起きた。視床下核の損傷が原因とするこれまでの考え方にそぐわない例である、
というおはなし。
画像は今回の事例のYoutube動画にリンク↓
感想:
ヘミバリズムっていちどもきいたことがなかったよ。