元
Increased Nut Consumption and Subsequent Cardiovascular Disease Risk Among U.S. Men and Women- Three Large Prospective Cohort Studies (OR17-08-19)
2019 6月 アメリカ
ナッツには脳卒中など心血管疾患の予防効果があるとする報告がおおくある。
そこで3つの大規模研究のデータをつかってナッツ摂取量およびその種類と心血管疾患との関連をくわしくしらべてみたそうな。
男性34222人のHealth ProfessionalsFollow-up スタディ (1986–2012)、
女性77957人のNurses’ Healthスタディ (1986–2012)、
女性80756人のNurses’ Health スタディII (1991–2013)、
について4年毎におこなった食事内容調査から得られたナッツ摂取量と、17年前後のフォロー中におきた心血管疾患(冠動脈疾患、脳卒中)との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に8478の心血管疾患があり、そのうち4989は冠動脈疾患、3489が脳卒中だった。まいにち14g以上くるみやピーナッツなどのナッツ類を摂ると脳卒中や冠動脈疾患のリスクがあきらかに低下した、
・ナッツ摂取量が1日あたり14gふえるとあきらかなリスク低下があり、
・その効果は くるみ>ピーナッツ>他の木の実 の順におおきかった。
・ナッツ14g/日以上の摂取を4年間継続したときのリスク低下度は まったくナッツを摂らない場合にくらべ、心血管疾患0.95倍、冠動脈疾患0.80倍、脳卒中0.68倍だった。
というおはなし。
感想:
バタピーは安いからよく食べる。1つぶ1gくらいなので14gはほんのひとにぎり。
ナッツと心房細動の関係があきらかに
脳卒中予防に適したナッツの量がわかった