元
Predictive value of the combination of lesion location and volume of ischemic infarction with rehabilitation outcomes
2019 6月 アメリカ
これまで脳梗塞のリハビリ病院での回復度と脳の損傷位置や体積との関係を別個にしらべた報告はある。
しかし位置と体積を組み合わせた調査はすくない。
そこで脳梗塞の位置と体積および機能的自立度FIM(Functional Independence Measure)との関連をくわしくしらべてみたそうな。
急性脳梗塞でリハビリ入院した平均年齢68の患者162人について解析したところ、
次のことがわかった。
・リハビリ病院での最終的なFIMの中央値は52だった。
・左の大脳基底核(basal ganglia)および左の前頭葉(frontal lobe )にある梗塞の体積とFIMスコアが逆相関にあった。
発症時の梗塞の位置と体積がのちのFIMスコアと関連していた。とくに左脳の大脳基底核および前頭葉におおきな梗塞があると機能的自立度が低かった、
というおはなし。
感想:
左脳がわのダメージでFIMスコアが低いのは失語症のためなんだって。