元
Perceived barriers to exercise reported by individuals with stroke, who are able to walk in the community
2019 6月 ブラジル
脳卒中経験者の身体活動レベルがひくいままだと再発しやすくなる。
いっぱんに1日30分程度の中強度の運動を週5日こころがけるよう薦められているが、脳卒中経験者の77%は座ったままになりがちで運動不足という。
かれらの運動をさまたげる要因の調査は これまで慢性期患者についてのものがおおかった。
そこで、亜急性期で自立して歩行できる患者について 運動のさまたげになっている主観的要因をくわしくしらべてみたそうな。
軽度の脳卒中から4ヶ月前後で、退院して自立歩行速度0.8m/s以上の患者95人について運動状況について聞き取り調査した。
運動の29のベネフィットと14の障害について評価する exercise Benefits/Barriers Scale(EBBS) をもちいた。
次のことがわかった。
・運動のさまたげになる主な理由は、「疲労」「場所がない」「遠い」で、
・EBBS項目以外では「介助人がいない」「どう運動したらいいかわからない」が挙げられた。
・主観的な運動の妨げの程度はうつと社会経済的ステータスと関連していた。
歩行できるのに運動しないのは、疲労と利用できる場所 そこまでの距離がおもな理由だった、
というおはなし。
感想:
退院したてのころ、運動のためにひるま近所を散歩していると すれ違う小学生にやたら挨拶され、交差点の見守りじじいにあからさまに不審者を見る目で睨まれて、とてもこころが痛んだおもいで。