元
Parents survive longer after stroke than childless individuals- a prospective cohort study of Swedes over the age of 65
2019 4月 スウェーデン
いっぱんに子が1-2人いる者にくらべ子がいない者の死亡率はたかいことが知られている。その理由として親の健康状態に子のサポートが影響するからと考えられる。
スウェーデンでは脳卒中のリハビリサービスは無償にもかかわらず、これを利用する者はすくなくほとんどが家族のサポートに頼っている。
そこで脳卒中経験者の子の数と生存率との関連についてくわしくしらべてみたそうな。
1998-2002に65歳以上で脳卒中になった男女70149人について、
12年間フォローして子の数と総死亡率との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・子が2人にくらべ子がいないもしくは1人の脳卒中経験者の死亡率は男女ともに高かった。
・子がいないことの短命の程度は配偶者のいる脳卒中女性でもっともおおきく、配偶者のある脳卒中男性でもっとも小さかった。
脳卒中経験者のうち子が複数いる者の生存率は高かった。とくに配偶者のいる脳卒中女性にとって子がいることの生存上の意義は大きかった、
というおはなし。
感想:
子はいなくても夫は妻のサポートが期待できるが その逆はない。だから子がいない妻が脳卒中になると孤立無援で早死する。
ぎゃくに考えると、脳卒中になった高齢の男性は家族にたいへんな負担をしいているってこと。
えらそうにしていてはいかんね。