元
Self-Reported Physical Activity and Cardiovascular Disease Risk Factors in Patients with Lacunar Stroke
2019 5月 デンマーク
運動不足は脳卒中などの心血管疾患のリスクでありながら改善可能な要因の1つである。アメリカ心臓協会やWHOは1日に中強度(2-3MET:歩行など)の運動を150分以上、高強度(4MET以上)の運動75分以上、相当を薦めている。
ラクナ梗塞の患者はおそらく運動不足であろうから、これをたしかめるべく、くわしくしらべてみたそうな。
平均年齢64のラクナ梗塞の男性52人女性19人について
発症前の身体活動状況を申告させて
糖尿病、高血圧、BMI 等と心肺機能をしらべ関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・患者の79%は脳卒中まえ、ガイドラインがすすめる身体活動量に達していた。
・しかし高強度の身体活動があった者は35%にすぎなかった。
・脳卒中まえの身体活動状況は高血圧歴と関連があった。
ラクナ梗塞患者の8割ちかくは推奨活動量をこなしていた。しかし激しい運動をする者は3分の1にすぎなかった。高強度の身体活動の再発予防効果についての調査が期待される、
というおはなし。
感想:
ぷらぷら歩く程度じゃラクナ梗塞すら防げないってことなんだろうけど、
そもそも歩いたくらいで健康効果を期待するのはあさましくないか?
日本人の脳卒中予防に最適な運動量が判明