元
Greater Height Is Associated with a Larger Carotid Lumen Diameter
2019 5月 アメリカ
身長が高いほど脳梗塞リスクが低くなることがわかっている。しかしこのメカニズムはあきらかではなく諸説ある。
そのなかの1つに背の高い者は動脈が太く、プラークがつもるまでに時間をようするからという説がある。
これをたしかめるべく、総頚動脈について身長との関連をくわしくしらべてみたそうな。
231人の成人について超音波をつかって総頚動脈の径(common carotid artery diameter:CCAD)と内膜中膜複合体肥厚(intima–media thickness:IMT)を測定し、身長との関連を解析した。
並行して肥満、血圧、血清脂質も測定し調整した。
次のことがわかった。
・身長とCCADがあきらかに関連しており、
・身長が1cm高くなるごとにCCADは0.03mmおおきくなった。
・これは身長が150cmに対し200cmでは動脈断面積が60%以上拡大することを意味する。
・いっぽうIMTは身長とあきらかな関連はなかった。
身長が高いほど頚動脈の径がおおきくなった。いっぽう血管壁厚は身長と関連はなかった。高身長で脳梗塞リスクが低い理由はこのあたりにあるのかも、
というおはなし。
感想:
脳出血リスクもおなじく高身長で低い↓んだけど、どう説明するのかな。
身長と脳卒中 まとめ