元
The very long-term risk and predictors of recurrent ischaemic events after a stroke at a young age- The FUTURE study
2016 12月 オランダ
脳卒中の再発リスクは最初の1ヶ月間のみならずその後10年以上にわたって高い状態がつづくという。
比較的若くして脳卒中を経験した者はその後も数十年にわたる生活が期待される。しかし再発を長期フォローした研究のおおくはせいぜい5年間ていどである。
そこで若年脳卒中経験者の再発をさらに長期フォローして25年先まで予測してみたそうな。
18-50歳で脳梗塞を発症した656人について、
脳梗塞の再発(TIAをふくむ)、動脈イベント(心筋梗塞、冠動脈疾患など)、←これらいずれかの虚血イベントの発生を平均12.4年間フォローした結果、
次のことがわかった。
・25年間の累積の予測再発率は、なんらかの虚血イベントが45.4%、脳梗塞やTIAが30.1%、動脈イベント27.0%だった。
・関連するリスク要因は、喫煙、腎機能低下、末梢動脈疾患、心臓病 だった。
若年脳梗塞経験者の再発リスクは長期にわたり高く、25年間でおよそ半数がなんらかの虚血イベントを、3分の1が脳梗塞やTIAを経験すると考えられた。腎機能低下や喫煙、末梢動脈疾患、心臓病があきらかなリスク要因だった、
というおはなし。
感想:
腎機能低下とか末梢動脈疾患は糖尿病が原因なんだって。