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Sleep-Disordered Breathing Is Associated With Recurrent Ischemic Stroke - Stroke
2019 2月 アメリカ
睡眠呼吸障害(sleep-disordered breathing:SDB)は脳卒中患者に高率でみられ、中枢性の無呼吸症よりも閉塞性のものがおおい。
また睡眠呼吸障害は脳卒中のリスク要因としておおくの報告があり、死亡リスクや人種とも関連があるといわれている。
しかし脳卒中の再発リスクとの関連については報告がすくない。
そこで睡眠呼吸障害と脳卒中の再発、死亡、人種との関連を大規模にしらべてみたそうな。
平均年齢65の脳梗塞患者842人について
自宅で睡眠呼吸障害の測定ができる装置(ApneaLink Plus)をあたえた。
1時間あたりの無呼吸または低呼吸イベント数を、respiratory event index (REI)スコアとし、10以上を睡眠呼吸障害とした。
590日前後のフォロー期間中に発生した脳卒中の再発 死亡との関連を解析したところ、
次のようになった。
・REIスコアの中央値は14で、63%が睡眠呼吸障害SDBだった。
・SDBは男性、白人よりもメキシコ系アメリカ人、非喫煙、糖尿病、高血圧、肥満におおかった。
・この間に11%が脳卒中を再発し、13%が死亡した。
・REIスコアが1つ増えると再発リスクは1.02倍になったが、
・死亡リスクと関連はなかった。
脳卒中患者の睡眠呼吸障害は再発と関連していたが死亡との関連はなかった、
というおはなし。
感想:
睡眠中の呼吸改善で再発予防になるかは不明だそう。