元
Body mass index and fatal stroke in young adults- A national study
2019 2月 オーストラリア
近年、若年者の脳卒中発生率が上昇傾向にある。
彼らはおもにくも膜下出血と脳内出血を起こす。このリスク要因としてアルコール、タバコ、薬物、肥満などがある。
若年脳卒中で死に至ったケースについて 肥満との関連の報告はないのでくわしくしらべてみたそうな。
オーストラリアの死因究明調査結果を公開している「国立コロナー情報システム」のデータベースをつかって、
15-44歳で脳卒中が死亡原因の2009-2016年179例を抽出して解析したところ、
次のことがわかった。
・内訳は脳出血165例(くも膜下出血102例を含む)、脳梗塞14例 だった。
・BMI別では低体重5.6%、標準体重37.4%、過体重27.4%、肥満29.6% だった。
・BMIの高い者にくも膜下出血と高血圧がおおかった。
・高BMIとアルコール、喫煙、精神刺激薬との関連はみられなかった。
脳卒中で死亡した若年者には過体重と肥満がおおくを占めていた。若年者の肥満と高血圧への対策がもとめられる、
というおはなし。
感想:
脳内出血は太るほど減っているけど、くもはふえるとこが興味深い。
若いと脳梗塞で死ぬことはほとんどないんだな(~8%)。
若年者が脳卒中になる理由