元
Achievement of Guideline-Recommended Weight Loss Among Patients With Ischemic Stroke and Obesity
2019 2月 アメリカ
アメリカ成人の38%は肥満であるという。彼らは体重を減らすことで高血圧や糖尿病などの血管リスクをさげることができると考えられている。
いっぽう肥満の脳卒中患者が体重を落とすことによる再発予防効果についてはあきらかなエビデンスはまだない。
ガイドラインでは最低でも5%の減量もしくはBMIが27未満の達成を勧めている。
これに適っている者がどれくらいいるものか、くわしくしらべてみたそうな。
脳卒中後のインスリン抵抗性を調査した臨床試験(IRIS trial)の血糖降下薬をのまなかったプラセボグループ1937人のデータを解析したところ、
次のことがわかった。
・44%が肥満だった。
・1年後、かれらのうち21%が5%以上の減量を達成し、2%はBMI27未満になった。
・しかし14%は体重が5%以上増加した。
・2年後、25%が5%以上の減量を達成し、3%がBMI27未満になった。
・しかし19%は体重が5%以上増加した。
肥満でかつ脳卒中を経験した4人に1人のみが ガイドラインの勧める減量を達成できていた。むしろ5人に1人は体重が増加していた、
というおはなし。
感想:
みなビビってもっと体重落としてるかとおもってた。さらに太るという精神的図太さは見習いたい。