元
Recurrent stroke in midlife is associated with not having a primary care physician
2019 1月 アメリカ
脳卒中患者にとってかかりつけ医(primary care physician)は再発予防のために高血圧やコレステロール、心房細動を管理し、喫煙 アルコールなどの生活習慣を長期に指導してくれるそんざいである。
そこで脳卒中になった時点でかかりつけ医をもっていた中高年患者の再発率についてくわしくしらべてみたそうな。
45-64歳で脳梗塞になった663人について、
かかりつけ医の有無を確認し、
再発と死亡を5年間フォローして関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・最初の脳梗塞時点で、77%にはすでにかかりつけ医がいた。
・全体の5年再発率は14.6%、死亡率は19.2%で、
・かかりつけ医がいなかった者の再発リスクは1.75倍だった。
・死亡リスクとは関連がなかった。
・他の関連要因で調整しても同様だった。
脳梗塞発症時点でかかりつけ医がいた患者の再発リスクはあきらかに低かった、
というおはなし。
感想:
はたらきざかりで忙しいはずなのに 2時間まち15秒診察の医者のもとへ足繁く通うようなひとは、自身の将来を気遣う意識の高さが尋常ではない。
だから再発率がひくいのはかかりつけ医のおかげではないとおもう。たぶん まいとし初詣を欠かさない人たちについても同様の関連がみられるはず。