元
Constipation and risk of death and cardiovascular events
2019 1月 アメリカ
近年、腸内環境の急激な変化が免疫機能をつうじて動脈硬化を引き起こすとする考えかたが注目されている。
そこで便秘によって脳卒中など心血管疾患および死亡率に影響があるものか大規模にしらべてみたそうな。
慢性腎臓病がうたがわれる患者300万人あまりを2004-2013に調査した研究データから便秘の有無および下剤の使用頻度を抽出して、
総死亡率、冠動脈疾患 脳梗塞との関連を解析したところ、
次のようになった。
・7.1%に便秘が認められた。
・関連要因の調整後の彼らの総死亡率は12%高く、冠動脈疾患は11% 脳梗塞の発生は19%高かった。
・下剤の高頻度使用にも同様の関連が見られた。
便秘および下剤使用者の総死亡リスクおよび冠動脈疾患 脳梗塞リスクはあきらかに高かった、
というおはなし。
感想:
腸内細菌をもっとねぎらってあげないといかんね。
Hypertension誌:脳動脈瘤は腸内細菌のせい
高血圧は腸内環境のせいだった