元
Prevalence and short-term changes of cognitive dysfunction in young ischemic stroke patients
2018 11月 オーストリア
55歳未満の若年脳卒中患者は増加傾向にあり、脳卒中ぜんたいの18.6%をしめている。
かれらの回復は身体機能的には良好なものの、認知機能や神経心理的にはかならずしも順調とはいえない。
そこで若年脳卒中患者の認知障害の率とその後をくわしくしらべてみたそうな。
2016-2018に18-55歳で脳梗塞入院した患者114人について、
入院時(BaseLine)と3ヶ月後(FollowUp)での次の各検査をおこない比較した。
認知障害度 Montreal Cognitive Assessment (MoCA)
情報処理速度と注意力 Symbol Digit Modalities Test (SDMT)
遂行機能 Comprehensive Trail Making Test(CTMT)
言語流暢性 Regensburger Wortflüssigkeitstest(RWT)
次のようになった。
・入院時、半数前後が情報処理スピード、遂行機能、注意力、認知機能全般のあきらかな低下をしめした。
・3ヶ月後、言語流暢性を除く認知機能のおおくは改善した。
・しかし3分1のに相当する患者はいまだ認知障害レベルにあり、
・とくに遂行機能、情報処理スピード、注意力に障害が残った。
若年の脳卒中患者には認知機能の低下が高率にみられた、
というおはなし。
入院時と3ヶ月後の認知障害者率
感想:
でも本人には自覚がないからすぐに自動車運転をはじめる。しかも手足がよわったぶんを補うべく車格アップをこころみる。なんとおそろしいことか。