元
Large Vessel Occlusion in Acute Stroke - Stroke
2018 10月 ドイツ
主幹動脈の閉塞でアルテプラーゼをつかった血栓溶解治療をおこなったあと、残った血栓を掻き出す機械的血栓除去術をおこなうことがある。
しかし機械的血栓除去術ができる施設は限られているので、救急搬送まえにその必要の有無を判定できることが望ましい。
主幹動脈の閉塞と機械的血栓除去術の必要性を入院まえに判定する方法がいくつも提案されてきた。おおくは運動機能に着目したものであるがその精度は低い。
今回、運動機能によらず皮質症状である失語と空間無視からその判定ができるものかくわしくしらべてみたそうな。
TIAや脳内出血、類似症状なども含む急性脳卒中で4.5時間以内に入院できた患者543人の記録について、
入院前の状況を想定して解析した。
空間無視は視線と頭部位置の偏りから、失語は自発的な発話の有無をもって評価した。
次のことがわかった。
・失語と空間無視の症状の有無だけで主幹動脈閉塞および機械的血栓除去の必要を高精度に判定することができた。
・これは運動機能から推定する場合よりも信頼できた。
発症直後の脳卒中患者の視線と頭部位置、発話能力をしらべるだけで主幹動脈の閉塞と機械的血栓除去の必要性を高精度に判定できることがわかった、
というおはなし。
感想:
ひとの脳血管を下水管掃除のように扱う手術の流行には、自己顕示欲の強いほんの一部のお医者さんに踊らされている側面があることを忘れてはいけない。↓↓↓
脳外科医のつぶやきはフェイクニュース