元
Early Life Body Size in Relation to First Intracerebral or Subarachnoid Hemorrhage
2018 12月 デンマーク
いっぱんに脳内出血は男性におおく、くも膜下出血は女性におおい。またいずれも脳梗塞にくらべると若年者におおい。
出生時体重および子供時代の体重と脳梗塞リスクとの関連が確認されている。しかし脳内出血やくも膜下出血についてのそれはよくわかっていないのでしらべてみたそうな。
1936-1989に生まれた240234人について、出生時体重と7-13歳のBMIおよびその後の脳内出血やくも膜下出血との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・出生時体重が500g増えると、女性のくも膜下出血リスクが10%低下し、男性の脳内出血リスクが10%低下した。女性の脳内出血と男性のくも膜下出血との関連はなかった。
・男性では子供時代のBMIが平均を下回っていると脳内出血リスクが高かった。これは7歳よりも13歳のときの影響がおおきかった。女性での関連はみられなかった。
・子供時代のBMIとくも膜下出血との関連は男女ともになかった。
出生時や子供時代のボディサイズはのちの脳内出血やくも膜下出血のなりやすさと関連があり、男女でことなっていた、
というおはなし。
脳内出血とくも膜下出血の年齢と男女別 発生率
感想:
上のグラフ(右)みるとくも膜下出血はぜんぜん高齢者の病気じゃないんだな。
ついでに脳内出血が男におおい(左)こともいまさらながらに知ったよ。