元
The effects of Bu Yang Huan Wu Tang on post-stroke epilepsy- a nationwide matched study
2018 12月 台湾
脳卒中のあとのてんかん発作は患者の6-12%に起こるという。
伝統中国医学のうち漢方薬は台湾ではよく用いられ、とくに「補陽還五湯(ほようかんごとう)」はもっともおおく処方されている。
補陽還五湯の抗てんかん効果についてはよくわかっていないので大規模にしらべてみたそうな。
台湾の健康保険記録から脳卒中のあとの補陽還五湯の使用者、非使用者について他の条件がそろうようにそれぞれ8971人ずつ抽出した。
てんかん発作の有無を5-9年間フォローして関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・補陽還五湯グループはてんかん発作リスクが0.69倍だった。
・この関連は、脳出血、脳梗塞、TIAなどで同様だった。
・補陽還五湯の使用量とてんかん発作リスクには用量関係があり、多く使用する者ほどリスクは低かった。
脳卒中のあと補陽還五湯を使うことでてんかん発作のリスクが長期にわたり低下した。この関連は脳卒中の種類によらなかった、
というおはなし。
感想:
補陽還五湯はなんどかでてきた↓。検索すると通販サイトで買えるようだ。
脳卒中治療にもっともよく使われる漢方薬が明らかに
脳梗塞実績No.1漢方薬 → ほようかんごとう