元
Does the insula contribute to emotion-related distortion of time- A neuropsychological approach
2018 11月 スイス
時間の認識には脳のひろいはんいがかかわっていると考えられている。その箇所の1つとして島皮質があげられるが どう働くのかはよくわかっていない。
これを脳卒中患者でしらべてみたそうな。
左または右の島皮質を損傷した脳卒中患者21人について、
主観的な時間間隔の識別能をしらべるために音響刺激をつかった時間二等分課題(temporal bisection task)をおこなった。
さらに音源として子供の泣き声などの感情をともなう刺激や中立的なものを使用してそれらの違いも観測した。
次のようになった。
・右島皮質の損傷患者は左損傷もしくは健常者にくらべ時間感度があきらかに低かった。
・感情音源による違いは健常者と差がなかった。
右の島皮質には時間を認識するとくべつなはたらきがあると考えられた。しかし感情の影響をうけるものではなかった、
というおはなし。
感想:
いちばんひどいときに右の島皮質への直撃をくらってたから理解できる。音楽がわからなくなってたよ。
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