元
Does the duration of motor imagery affect the excitability of spinal anterior horn cells?
2018 11月 日本
実際の運動をしなくても頭のなかで動作を思い描くだけで脳の関連領域が活性化し、神経伝達路の興奮性がたかまることが報告されている。これは運動イメージ訓練とも呼ばれ脳卒中患者のリハビリにも用いられている。
運動イメージ訓練のもっとも効果てきな時間については報告によりことなる。20年前のメタアナリシスによると、長ければ良いというわけでもなく20分程度が適当と結論している。
そこで、末梢神経を電気刺激したときに脊髄前角で返ってくるF波の観点から運動イメージ訓練に適した時間をしらべてみたそうな。
健常者11人について、左腕の正中神経を刺激して運動イメージ中のF波を測定した。
この間、母指球筋に力を込めるイメージを5分間継続した。
次のことがわかった。
・運動イメージ開始1分から3分後のF波はあきらかに増強していた。
・5分後にはそのレベルは低下し、主観的なイメージの質も大きく低下した。
運動イメージ訓練の継続時間は1-3分が適当であろう、
というおはなし。
感想:
これは同感。具体的にイメージするほど頭がハンパなく疲れる。