元
Smokeless tobacco use and circulatory disease risk- a systematic review and meta-analysis
2018 10月 アメリカ
無煙タバコには嗅ぎたばこ(煙草葉の粉末を鼻から吸引するスナッフ(snuff)や粉末の小袋を歯茎にはさむスヌース(snus))と 煙草葉を直接口に含む噛みたばこがある。
これらの脳卒中などの循環器系疾患との関連について、最近の研究もふくめてメタアナリシスしたそうな。
関係する論文を厳選してデータを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・17の研究がみつかった。
・無煙タバコ使用者は非使用者にくらべ、アメリカ人では心臓病リスクが1.17倍、脳卒中リスクが1.28倍になり、
・スウェーデン人ではこの関連はみられなかった。
アメリカの無煙タバコ使用者には心臓病や脳卒中リスクの上昇がみられた、
というおはなし。
感想:
スウェーデンの無煙タバコにはヒ素やカドミウム、鉛といった毒性の高い物質の含有量が少ないからではないか、って言ってる。
電子式たばこや加熱式たばこは燃焼式ではないけれど無煙たばこというわけではないようだ。
電子式はベープ蚊取り器とおなじで人工合成された液体医薬品を蒸散させて吸う。加熱式は煙草葉そのものを熱するという違いがある。