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Cardiovascular disease and diabetes in HIV-positive and HIV-negative gay and bisexual men over the age of 55 years in Australia: insights from the Australian Positive & Peers Longevity Evaluation Study
2018 11月 オーストラリア
HIVの流行から時間がたち、感染者の40%以上が高齢化している。HIV感染者のおおくはゲイやバイセクシャルの男性(Gay and Bisexual Men : GBM)である。
また、抗レトロウイルス治療が脳卒中など心血管疾患や糖尿病リスクを上げるという報告もある。
そこで、HIVに感染した高齢GBMの心血管疾患リスクをくわしくしらべてみたそうな。
55歳以上のGBMで、HIV感染のある228人と、非感染の218人について病歴を調査したところ、
次のことがわかった。
・合併症の割合はいずれもHIV感染者におおく、心臓病(19.5 vs. 12.2%)、脳卒中(5.5 vs. 4.2%)、血栓症(10.5 vs. 4.2%)、糖尿病(15.0 vs. 9.0%)だった。
・このなかでも特に、心臓病と血栓症のリスクがあきらかに高かった。
高齢のHIV感染者は脳卒中や糖尿病との関連は見られなかったが、心臓病や血栓症リスクの上昇が確認できた、
というおはなし。
感想:
中国で受精卵にゲノム編集を施してHIV耐性のある双子を作ったというニュースがあったので関心をもった。
これ↓おもいだした。
性的少数者の脳卒中リスク
レズ、ゲイ、バイセクシャルは脳卒中になりやすいの?