元
Association of dairy intake with cardiovascular disease and mortality in 21 countries from five continents (PURE)- a prospective cohort study
2018 9月 カナダ
乳製品はこれまで 飽和脂肪酸をおおく含むというそれだけの理由で摂取を最小限にするよう勧められてきた。
乳製品には他の不飽和脂肪酸や腸の働きを整えるプロバイオティクスもおおく含まれていて、そのトータルの働きを見直す研究成果がつぎつぎと得られている。
しかしこれら研究のおおくは欧米のものに偏っているので広く大規模にしらべてみたそうな。
5大陸21カ国の35-70歳の住民136384人を対象として、
食事アンケートを行い、牛乳、ヨーグルト、チーズ、バターの摂取頻度をしらべ、
心血管疾患(心筋梗塞、脳卒中、心不全)の発生を9.1年間フォローして関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に5855件の心血管疾患があった。
・乳製品をまったく摂らない場合と比べて1日2回以上摂る場合の心血管疾患リスクは0.78倍で、とくに脳卒中では0.66倍だった。
・心筋梗塞とのあきらかな関連は見られなかった。
・乳製品の種類別ではチーズとバターとの関連が弱かった。
・地域によらずこれら同様の関連がみられた。
乳製品をおおく摂ると心血管疾患リスクが低下した。とくに脳卒中リスクがおおきく下がった、
というおはなし。
感想:
これ↓思い出した。
高血圧のヨーグルト脳卒中予防効果は
脳卒中になりやすいミルク なりにくいミルク
脳卒中を防ぐヨーグルトの量がわかった
乳製品は脳卒中的にアジア人にもいいの?
脳卒中を防ぐミルクとチーズの量が明らかに