元
Psychological Distress and Risk of Myocardial Infarction and Stroke in the 45 and Up Study
2018 9月 イギリス
いっぱんに精神的な苦痛は脳卒中リスクと関係すると考えられているものの、これまでの研究では結果がばらばらで一致した見解が得られていない。
そこで、精神的苦痛(Psychological Distress)を定量評価するケスラーK10スケール(Kessler Psychological Distress scale)をつかって大規模にしらべてみたそうな。
心血管疾患のない45歳以上の221677人について、
精神的苦痛アンケートをとり、
脳卒中の発生を4.7年間ほどフォローして関連を解析したところ、
次のようになった。
・この間に2421の脳卒中があった。
・脳卒中リスクは精神的苦痛スコアが高くなるほど上昇した。
・精神的苦痛スコアが高いグループでは脳卒中リスクは、男性で24%、女性で44%高かった。
精神的苦痛レベルは脳卒中リスクと強く用量関係にあった、
というおはなし。
感想:
うえの表、
脳卒中まえの状態がけっこうあてはまってた。