元
Seasonal and Geographic Patterns in Seeking Cardiovascular Health Information- An Analysis of the Online Search Trends
2018 9月 アメリカ
脳卒中など心血管疾患の住民レベルの大規模調査から 時間的 地域的変化を読み取ろうとしたばあい 結果が得られるまでにどうしても数年の遅れが生じてしまう。
いっぽうこの10年間のインターネット人口の指数関数的増加は国民のほとんどをカバーするまでになった。
そこでGoogle Trendsサービスで一瞬で得られる過去から現在までの相対的検索ボリューム(Relative search volumes :RSVs)の変化と実際の調査データとの関連を確認してみたそうな。
アメリカとオーストラリアについて、2004-2014の心血管疾患に関する相対検索ボリュームのGoogle Trendsの結果と、
CDCが公開している実測データとの関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・夏に比べて冬のRSVsはアメリカで15%高く、オーストラリアでは45%高かった。
・アメリカでは8月に比べて2月のRSVsは36%高く、オーストラリアでは1月に比べ8月のRSVsは75%高かった。
・アメリカとオーストラリアいずれも、RSVsは冬がピークで夏が谷となるはっきありとしたパターンを示した。
・地域(州)ごとのRSVsと心血管疾患、心臓病、冠動脈疾患、心不全、脳卒中の各死亡率とのあきらかな関連がみられた。
心血管疾患に関するグーグル検索の相対ボリュームは冬に最大で夏に最小となるはっきりとした変化を示した。また地域ごとの相対検索ボリュームと心血管疾患死亡率とのあきらかな関連も確認できた、
というおはなし。
感想:
「片麻痺」の相対検索ボリューム県別ランキング↓ なぜなのか?