元
Prestroke physical activity could influence acute stroke severity (part of PAPSIGOT)
2018 9月 スウェーデン
脳卒中に関係するライフスタイル要因として、血圧、運動、食事、肥満、ストレス、喫煙、飲酒、糖尿などが考えられる。
このうち「運動」にかんして、動物実験で脳卒中前の運動習慣が神経保護効果をしめすことがわかっている。
しかし人間では運動習慣があると神経症状が軽いとする報告があるいっぽうで効果はないとする報告もある。
そこで脳卒中まえの運動習慣と脳卒中の重症度との関連を大規模にしらべてみたそうな。
平均年齢73の脳卒中患者925人について、発症前の身体活動状況を申告してもらい神経症状との関連を解析したところ、
次のようになった。
・まったく運動しなかった患者にくらべ 軽-中程度の身体活動にあった患者は若年患者と同程度に神経症状は軽かった(NIHSS 0-5)。
・週4時間のウォーキングまたは やや強い運動を週2-3時間が効果的だった。
適度な身体活動があると若年患者とおなじくらい脳卒中は軽かった。週4時間程度のウォーキングが効果的である、
というおはなし。
感想:
平均すると1日30分間のウォーキング。微妙だ、、、