元
The Association Between Post-stroke Depression, Aphasia, and Physical Independence in Stroke Patients at 3-Month Follow-Up
2018 8月 中国
脳卒中後のうつは患者の20-65%が経験し、失語症は3人に1人が経験するという。
これらはいずれも生活の質や日常生活動作にネガティブな影響をおよぼすと考えられている。
そこで脳卒中後のうつや失語症の身体自立度との関連をくわしくしらべてみたそうな。
脳梗塞の発症から14日後の患者248人について うつ、失語症などと3ヶ月後の身体自立度をフォローして関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・3ヶ月後、患者の48%が身体的に要介助(mRS>2)と判定された。
・これに関連する要因トップ3は順に、女性>入院時の重症度>3ヶ月時点のうつ度 だった。
・失語症と身体自立度との関連は統計学的に有意なほどではなかった。
うつの強さと入院時の重症度が3ヶ月後の身体自立度におおきく影響した、
というおはなし。
感想:
つまり脳卒中からの回復は患者の「気分」次第ってこと。
だから評判のいい療法士さんはおだて上手だったりする。