元
Long-term outcomes among octogenarians with aneurysmal subarachnoid hemorrhage
2018 8月 アメリカ
80歳超えのくも膜下出血患者を対象とした長期の予後調査はひじょうにすくない。
そこでメディケア・メディケイドサービスセンターの全国レベルのデータベースをつかってくわしくしらべてみたそうな。
2008-2011の80歳以上でくも膜下出血になりクリップもしくはコイル治療を受けた患者1298人の記録を解析したところ、
次のことがわかった。
・1年以内に患者の56%が死亡またはホスピス送りになった。さらに8%が介護施設へゆき、36%が自宅へ退院できた。
・クリップよりもコイル治療で自宅へ退院できる率が高かった。
80歳代くも膜下出血患者は1年以内に56%が亡くなり、36%が自宅へ戻れた。この年代にはコイル治療が向いているかも、
というおはなし。
感想:
これだけ高齢になると手術しない機会もおおいにあるはずなんだけど、それは評価の対象にはならず記録にないんだって。