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Everything you always wanted to know about sex and Neurology- neurological disability and sexuality
2018 7月 アルゼンチン
慢性的な神経疾患は性機能不全をもたらすことがある。
性機能不全の理由として、脳皮質や神経路への直接のダメージ、筋萎縮や痙縮といった体の変化、うつ 自尊心の低下といった心理社会的要因、が考えられる。
そこで脳卒中のほか いくつかの代表的な神経疾患について性機能不全の割合と重症度をしらべてみたそうな。
発症から1年以上経つ患者で 筋萎縮性側索硬化症(ALS)9人、多発性硬化症(MS)12人、パーキンソン病(PD)13人、脳卒中(CVDs)9人と健常者29人について、
男性は国際勃起機能スコア(International Index of Erectile Function)
女性は 女性性機能指数(Female Sexual Function Index)
をもちいて評価 比較したところ、
次のことがわかった。
・平均年齢は54で、性機能不全は患者の77.5%に、健常者の22.5%にみられた。
・身体障害と性機能不全にあきらかな関連がみられた。
・パーキンソン病では全員が性機能不全で、多発性硬化症はほぼ健常者レベル、
・脳卒中患者では併存疾患とその治療内容が性機能不全に関係していた。
性機能不全は患者の身体障害レベルと関連があった、
というおはなし。
感想:
そうそうたる難病たちとならべていただいて光栄だ。
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