元
Motor Impairment-Related Alterations in Biceps and Triceps Brachii Fascicle Lengths in Chronic Hemiparetic Stroke
2018 8月 アメリカ
脳卒中の上肢麻痺がながく続くことにより骨格筋に変化が生じうる。これまで上腕筋肉の長さを評価した調査は非常にすくないのでくわしくしらべてみたそうな。
慢性期脳卒中で上肢が中等度以上に麻痺した患者11人と健常者11人について
肘を曲げる上腕二頭筋と肘を伸ばす上腕三頭筋の長さを超音波断層画像上で測定し比較した。
次のことがわかった。
・筋肉を弛緩した状態で、麻痺上肢の二頭筋と三頭筋の長さは非麻痺手に比べてあきらかに短かった。肘の角度を変えても同じだった。平均でそれぞれ2.23cm、0.98cm短かった。
・筋収縮させた状態では、二頭筋長は非麻痺手よりもあきらかに短かったものの、三頭筋ではそうはならなかった。
・両腕での筋肉長の差は上肢麻痺レベルと関連していて、特に重度麻痺の患者では上腕二頭筋長のおおきな縮小がみられた。
脳卒中による上肢麻痺の程度と、上腕二頭筋 三頭筋の縮小度が関連していた、
というおはなし。
感想:
こうならないようにするのがリハビリなんだろな。