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Trustworthiness, Readability, and Suitability of Web-Based Information for Stroke Prevention and Self-Management for Korean Americans: Critical Evaluation
2018 7月 アメリカ
脳卒中経験者にとってウェッブサイトは健康情報の重要な入手先である。
とくに韓国系アメリカ人は脳卒中関連のリスク要因がおおく しかも健康保険に属していない場合がおおいことから、彼らにとってウェッブサイトへの依存度はなお一層高い。
そこでこれらウェッブサイトの内容をくわしく評価してみたそうな。
必ずしも英語が堪能でない韓国系アメリカ人が検索しそうな英語と韓国語のシンプルなキーワードについてGoogleとYahooの検索結果の1-2ページに表示されたウェッブサイトを抽出して、
その信頼性、可読性、適合性について複数人がリッカード尺度(良=2、可=1、不可=0)で評価した。
次のようになった。
・15の英語サイトと27の韓国語サイトに絞られた。
・そのうち信頼性では62%が可以上となった。
・しかし48%は1年以上更新されておらず、33%は発信者が不明か連絡がつかず、
・さらに50%のサイトでは健康情報の引用元を明示していなかった。
・読みやすさについては2つのサイトのみが推奨レベルに達していた。
・用語、内容、図表の使用、健康行動への動機づけなどの適合性については1サイトのみが良だった。
脳卒中に関する情報を扱うウェッブサイトはおおむね信頼できるものだったが情報の引用元をあきらかにするなどの改善が必要だった。また読者に高度な読解力を要求するものも少なくなかった、
というおはなし。
感想:
ネットはいいね。10年前なら大学に属していなければアクセスできないような情報にいまや居ながらにして触れられるのだから。