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Experiences of returning to work and maintaining work 7 to 8 years after a stroke: a qualitative interview study in Sweden
2018 7月 スウェーデン
脳卒中後の復職に影響する要因については これまでおおくの研究がなされてきた。しかし復職から長く仕事をつづけてきた者の経験談をまとめたものは少ないのでしらべてみたそうな。
スウェーデンのヨーテポリ大学病院に2009-2010に脳卒中で入院しその後復職を果たした82人について面談調査を試みたところ、
次のようになった。
・女性5人、男性8人で調査を完了できた。
・全員が復職への強い意志をもち、障害をもちながらも徐々に適応していった。
・障害により失った機能を嘆く気持ちと、ふたたび働ける喜びが入り混じっていた。
・復職後7-8年たったのちもほとんどが後遺症によるなんらかの制限を経験していた。
・疲労や認知機能障害により仕事を減らしたり休憩しなければならない状況がうまれ、自由時間はいつもぐったりとしていた。
・症状の悪化と再発のおそれから仕事上のストレスをできるだけ避けるようになった。
・仕事を続けるうえで上司や同僚の理解とサポートはなくてはならないものだった。
脳卒中からの復職後、仕事の継続は疲労や認知障害といった目に見えない問題とのたたかいである。ながく続けるには周囲の理解とサポートを得ることが必要、
というおはなし。
感想:
上の表みると、集中力、マルチタスク、情報処理、疲労、頭痛、めまい、半身に力が入らない、ってところが解決しない問題なんだよね。