元脳卒中経験者は再発予防と機能回復を促すために運動をこころがけることが望ましい。しかし現実はじっと座っている時間が長い。
Activity monitors for increasing physical activity in adult stroke survivors
2018 7月 オーストラリア
じぶんの活動量をフィードバックすることで日々の行動をあらため運動量が増えるとする考え方がある。
そこで、歩数計(Fitbit、ガーミンウォッチ)やスマートフォンアプリ(Runkeeperなど)のような活動量を計るウェアラブルデバイスが脳卒中経験者の運動量に与える効果についてこれまでの研究をまとめてみたそうな。
関連する過去の研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・被験者245人を含む4つのランダム化比較試験がみつかった。
・そのうち3つは入院患者について、もう1つは大学の実験室での調査だった。
・これら4つの研究は設定や評価方法がおおきくことなるため統合評価が困難だった。
・歩数や運動量をフィードバックするウェアラブルデバイスの装着によって患者の身体活動レベル(歩数や活発に動く時間)は上がらなかった。
・有害事象はなかった。
歩数計などの装着が脳卒中患者の身体活動レベルを上げるというエビデンスは確認できなかった、
というおはなし。
感想:
ポケモンGoをつかって研究をやり直してもらいたい。
歩数計アプリとポケモンGoでは歩くモチベーションの大きさが桁違い。2桁はちがう。