元
Motor function daily living skills 5 years after paediatric arterial ischaemic stroke: a prospective longitudinal study
2018 5月 オーストラリア
小児の脳梗塞では運動機能に障害が生じることがすくなくない。これを長期に詳しくフォローした報告はすくないのでしらべてみたそうな。
急性脳梗塞の小児33人について、発症タイミングの出生からの時期別に、
新生児:~30日、
幼児:30日~5年、
学童:5年~、
のグループにわけて、
発症から5年後の運動機能、神経症状等を複数の評価基準で測定したところ、
次のことがわかった。
・5年後の 運動機能、生活の質、疲労、適応行動、日常生活動作、書字スピードが同年齢の一般人とくらべて、あきらかに劣っていた。
・就学まえの幼児期に発症したグループで運動機能の細かな動作と全体的な動作のいずれもが おおきく低下していた。
・細かい動作の障害は皮質下のおおきな脳損傷に関連し、
・全体動作の障害は幼児期の発症で両側の損傷と関連があった。
小児の急性脳梗塞では運動機能に障害が残るリスクが高く、特に就学前の幼児期での発症で顕著だった、
というおはなし。
感想:
言語をあっという間に習得してしまうほどに脳が柔らかい子供ですら麻痺が治らないのだから、おとながトレーニング繰り返して良くならないのは無理もない。
課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない