元
Study of Cognitive Impairments Following Clipping of Ruptured Anterior Circulation Aneurysms
2018 6月 インド
これまで破裂脳動脈瘤のクリッピング手術後の認知障害は過小評価されてきた。
そこで どれくらいの患者がこの問題を抱えているのかしらべてみたそうな。
前方循環系の脳動脈瘤破裂でクリッピング手術をうけた患者87人について、
退院後3ヶ月時点での認知機能(記憶、言語流暢性)を評価した。
次のことがわかった。
・特定の文字で始まる単語をできるだけおおく書き出す「音素流暢性」が66%の患者で低下していて、
・56%は記憶関連の障害がおきていた。
・近接記憶の重度障害が7%で、遠隔記憶の重度障害が14%でおきていた。
・前大脳動脈の動脈瘤手術の場合に近接記憶、遠隔記憶へ影響を受ける患者がもっともおおかった。
・どうように前大脳動脈の動脈瘤手術では音素流暢性にあきらかな障害がおきていた。
前方循環系の破裂脳動脈瘤のクリッピング手術のあとの認知障害はめずらしくなかった。とくに前大脳動脈の手術で記憶 言語流暢性の障害がおおきかった、
というおはなし。
感想:
さすがは21世紀をリードする超大国 インドの人は目のつけどころがちがう。