元
Cerebral Microbleeds Are Associated With Mild Cognitive Impairment in Patients With Hypertension
2018 6月 中国
微小脳出血は脳小血管病を反映していると考えられMRIで確認できる。いっぽう脳小血管病はアルツハイマー病など認知症の要因の1つでもある。
そこで、微小脳出血と 軽度認知障害との関連をくわしくしらべてみたそうな。
50歳以上、高血圧症で脳卒中歴のない983人について、
微小脳出血の数と位置 および認知機能検査の結果との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・164人が軽度認知障害と診断された。
・軽度認知障害の者ほど微小脳出血がおおかった。
・微小脳出血の位置(皮質や深部)によらずその存在自体が軽度認知障害と関連し、
・年齢、性別、教育歴、他の心血管要因 等を考慮にいれてもこの関連は変わらなかった。
・特に微小脳出血が5個以上あると認知機能スコアがあきらかに低く、情報処理スピードなどのパフォーマンスが悪かった。
微小脳出血の存在およびその個数が高血圧患者の軽度認知障害とあきらかに関連していた、
というおはなし。
感想:
こういうものが見つかるのが怖くて ずっとMRI撮ってないんよ。
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