元
Egg consumption and the risk of cardiovascular disease and all-cause mortality: Guangzhou Biobank Cohort Study and meta-analyses.
2018 4月 中国
玉子は栄養ゆたかな食品であるが 長らくコレステロール含有率の高さが懸念されてきた。
2015年アメリカで 食品から摂るコレステロールの上限値がガイドラインから削除された。このあたらしいガイドラインで参照されている3つのメタアナリシスはいずれも欧米での調査で、しかも玉子でどれくらい摂ると健康によいのかについてはほとんど触れられていない。
そこでアジア人を対象に玉子と脳卒中など心血管疾患との関連をくわしくしらべてみたそうな。
28024人を約10年間フォローした「広州バイオバンクコホート研究」のデータを用いて解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に総死亡者数2685人、心血管疾患での死亡873人があった。
・玉子をほとんど摂らないグループとくらべて週に7個以上摂るグループの総死亡率、心血管死亡率 に有意な差は無かった。
・さらに今回の調査結果を含めたメタアナリシスをおこなうと、週7個以上の玉子は総死亡率と虚血性心疾患には関連がなかったが、脳卒中のリスクは0.91倍だった。
1日1個の玉子は心血管疾患リスクや総死亡率の上昇にはつながらなかった。しかし脳卒中リスクはすこし低下した、
というおはなし。
感想:
玉子はつとめて食べるようにしている。今日は3個。
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