元
Post-stroke spasticity and shoulder pain prevalence decrease over the last 15 years.
2018 3月 フランス
さいきんひどい痙縮や肩の痛みを訴える脳卒中患者が減少してきているように見えるので、きっちりとしらべてみたそうな。
フランスのフェルナンデ・ヴィダル病院のリハビリ部 2000-2015の患者記録を解析したところ、
次のことがわかった。
・平均年齢58、786人(脳梗塞68%、脳出血32%)の記録がみつかった。
・関節可動域に影響するようなひどい痙縮の患者は2006まで増えたのち減少に転じた。
・肩の痛みの患者は13%→8%に減少した。
・ひどい痙縮患者の26%は肩の痛みもあった。
・歩ける入院患者や退院時に手が動く患者が増えていた。
・認知障害は24%→63%に増えていた。
この15年間でひどい痙縮や肩の痛みを訴える脳卒中患者の割合が低下してきている。マルチセンタースタディを期待する、
というおはなし。
感想:
よく読むと患者の重症度が載っていない。
なにか治療上の進歩があったのかとおもったけど、どうやら軽症のお客様の獲得に成功するようになっただけのようだ。
これ↓思い出したよ。
Stroke誌:これ エビデンス? 早期リハビリの...