元
Impact of Early High-protein Diet on Neurofunctional Recovery in Rats with Ischemic Stroke.
2018 4月 中国
脳卒中のあとの栄養不良状態が患者の予後を悪化させるという報告は数多くあるが、高たんぱく質食をあたえた場合の影響についてはいまだ結論がでていない。
そこで脳梗塞の直後から高たんぱく質食をあたえたときの梗塞の大きさ、発現分子、酸化ストレスについて動物で詳しくしらべてみたそうな。
ネズミ48匹に脳梗塞にする手術をおこない次の4グループにわけた。
手術で脳梗塞+高たんぱく質食
手術で脳梗塞+通常たんぱく質食
手術行為だけ+高たんぱく質食
手術行為だけ+通常たんぱく質食
7日間フォローしたところ、
次のようになった。
・脳梗塞ネズミでは高たんぱく質食で 体重増加が著しく、神経症状スコアは低く、運動バランス能力の回復がとても良く、
・さらに梗塞エリアがあきらかに小さかった。
・また活性酸素分解酵素が増加し、複数の酸化ストレス物質が減少していた。
・手術行為のみで脳梗塞にしなかったネズミでは食事の違いの影響はほとんどなかった。
脳梗塞直後からの高たんぱく質食により体重、神経症状、梗塞エリアが改善し、酸化ストレスによるダメージも緩和された、
というおはなし。
感想:
たしかに 食事たんぱく質のはなしは「予防」ばかりで、
脳卒中の「あと」の影響についての報告は数件しか記憶にない。
プロテインを飲んでリハビリを加速
脳卒中になったら豆腐、がんも、油揚げ